着物を着ている人を見ると、ピシッと決まっていて、洗練されたかっこよさがある。
そんな姿に、ずっと憧れがありました。
私が「着物を普段着として着てみたい」と思うようになったきっかけは、創作作品と、あるモデルさんの姿でした。
着物への憧れが芽生えたきっかけ
pixivで一次創作『着物ちゃんとロリータちゃん』を読んだことが、最初のきっかけのひとつです。
作中の着物ちゃんは、着物を自分らしさを表現する方法のひとつとして楽しんでいました。
着物をかっこよく、きれいに着こなす姿が素敵で、ロリータ要素を組み合わせるなど、決まった型にとらわれず楽しんでいるところにも惹かれました。
もうひとつは、モデルのローラさんが演説で黒い着物をかっこよく着ている様子を、YouTubeで見たことです。着物を着て堂々と話す姿が印象に残り、「着物ってこんなにかっこいいんだ」と感じました。
作品の中でも、画面の中でも、着物を着ている人たちは自分らしく、のびのびと楽しんでいるように見えました。
私も、着物をそんなふうに楽しめるようになりたいと思いました。
「いつか」を今年の一歩に
今年は「月に一回はいい買い物をする」という目標を立てていました。7月の買い物に選んだのが、着物です。
そのとき強く思ったのは、「死ぬまでに、ひとりで着付けができるようになりたい」ということでした。
ただ、自分ひとりでゼロから始めるとなると、着物のしきたりを知らないまま着てしまうのでは、という心配もありました。
着付け教室は、金額面でも敷居の高さでも、少しハードルが高いイメージです。
そこで思い出したのが、着付けができる祖母のこと。
母を通じてお願いし、祖母に着付けを教えてもらうことになりました。会いに行ったときには、不要になった着物や羽織、帯、着付け小物もいくつか譲ってもらいました。
着物は特別な日だけのもの?
着物を「特別な日にしか着られないもの」と考えると、少し寂しい気がします。
そもそも、毎日ってそれだけで特別な日なのでは? そんなふうに思ったことも、普段着として着物を楽しみたい理由のひとつです。
今持っているのは、小紋や色無地、浴衣など。自分で買ったものもあれば、祖母から譲り受けたものもあります。
付け下げなど、特別な場面を意識した着物は、今のところ持っていません。
まずは、日常の中で気軽に着られる着物から楽しんでいきたいと思っています。
最初に買ったもの
着付け小物などは、プチプラの着物ブランド「きもの京越」でそろえました。
着物インナーや腰紐などの一式に加えて、かわいい柄の着物クリップも購入。
帯締めや帯揚げも買いましたが、あとから「もしかして浴衣用だったのかな?」と気づいたものもあります。
初心者らしい買い物の失敗も、これから始める人の参考になればいいなと思います。
着物は、黒・白・グレーなど、手持ちの服にも合わせやすそうな色を意識しました。選んだのは、黒ストライプの単衣と黒デニム着物です。
どちらも「まずは無難な色から」という気持ちで選びました。
一方で、買ったもののまだ使っていない道具もあります。
伊達締めは、マジックベルトやコーリンベルトで着付けをしているため、今のところ出番なし。
帯枕も、まだ使えていません。
道具は一式そろえるだけでなく、実際に自分がどう着るかによって、使うものが変わるのだなと感じています。
初めて着物で回転寿司へ
祖母の家で着付けをしてもらったあと、そのまま母と祖母と一緒に回転寿司を食べに行きました。
お店で席を立つとき、周りの視線を感じて、ちょっとそわそわ。
祖母と母が一緒だったので守られているような安心感もあり、「初めてだし、まあいっか!」という気持ちで過ごせました。
あとから写真を見て気づいたのですが、後ろのおはしょりは、かなりぐちゃぐちゃでした(笑)。次はもう少しきれいに整えたいです。
着たのは7月。厚手の半衿を使っていたうえ、裾よけも暑く、夏用の襦袢ではなかったので、黒ストライプの単衣も含めて全体的に暑かったです。季節に合わせた素材や下着選びの大切さを、身をもって知りました。
足袋はまだ持っていなかったので、薄手のレースの浅履きソックスに、洋服用のサンダルを合わせました。
初回から、モノクロシックな和洋折衷コーデです。
今後の目標!
憧れから始まった、私の着物生活。初めての外出は暑かったし、着付けもまだまだ。
でも、着物で出かけてみたことで、「次はこうしたい」という目標が見えてきました。
まずは、ひとりで着付けができるようになること。そして、おはしょりをもう少しきれいに整えること。着物を特別な日だけのものにせず、自分らしい普段着として楽しんでいきたいです。

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